オーストラリア、クインズランド州ゴールドコーストで生まれ育ったショーン・ハンコックは
1992年、11歳の時にギター製作を開始、24歳の現在、国際的評価と共にオーストラリアの有名
ギター製作家となった。ギター製作は同じく製作家として有名な父キムと兄デーンに師事。

ショーンは家族で一緒にいる時に、ギター、ギター製作、素材、音楽、演奏家等の話を
たくさんすると言う。家族が良い楽器や音楽への共通の興味や情熱を分かち合っているのだ。

洗練された木工技術は幾世代かに渡ってハンコック家に受け継がれている。
というのも、ショーンの曽曽祖父はイギリス、ロンドンのウェストミンスター聖堂で
働いた事のある名の知れた木工職人であったのだ。

1997年、16歳でショーンは、ネスレ・オーストラリア主催のビジネス・芸術方面で
若いオーストラリア人を応援する「ネスカフェ・ビッグ・ブレイク」という大会にて
最年少優勝を成し遂げた。
それ以来ショーンと彼のギターはケーブルテレビ、新聞や雑誌等で特集されるようになった。
ショーンは昨年デザイン学の学位を取得。また彼のギターは、クイーンズランド美術館の
「クイーンズランド・デザイン賞」においてそのデザインの素晴らしさによりファイナリスト
として展示された。

1999年にショーンは、工学の学位を持ちギター演奏もする兄のデーン、父と共に
アメリカを訪れ、カリフォルニア州サンタモニカのギター・サロン・インターナショナルを
通し世界を舞台にしたギター製作のキャリアを踏み出した。
ショーンのギターはGSIで購入可能である。

ショーンはたくさんの製作家の作品に影響を受けていると言う。
父親が1968年、69年のラミレスや1967年レジェスフラメンコを含む優秀な製作家の
ギターを所有していたことにも影響している。
また、彼は前述のGSIに行った時に1966年ハウザー2世を含む何台かの
現在流通している中で最も素晴らしいギターを目にし、特にハウザー2世にはとても感銘を受けた。
「ハウザー2世は1世がかつてそうであったほどにはパワフルではないけど
透明で甘くそして何よりもバランスの取れた音を持っていてそれが僕の心にぐっときたんだ。
ハウザーの芸術的な外観も気に入っている。
多くのドイツのデザインに見られるように、美しく均整の取れた外観は
角ばりすぎたり丸っこくなりすぎたりせず上品で幾何学的なんだ。」
「自分が製作ギターに込めている質は、バランスの取れたハウザー的な音を持つ
ハウザーモデル、弾き易く心地がよくほぼ完璧な出来栄えのギターだ。」

日本において、アウラがハンコックギターの専売店になったことは大変な光栄だ。
素晴らしいハウザータイプの新作ギターは現在東京のギターショップアウラにおいて
購入可能である。

ギターショップアウラ

ショーン・ハンコック紹介ページ

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